東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。
もうすぐお盆がやってまいります。
この時期になりますと、お盆のお飾りについてのご質問いただくことがあります。
筆者もよくわかりませんでしたので、霊源院のご住職にお尋ねしてみました。
お盆には、精霊棚を設けて供物のお飾りをいたします。
8月1日の施餓鬼会に参加された方は、霊源院本堂でお焼香をしていただいた場所が精霊棚でした。
霊源院や龍眠庵の施餓鬼会での精霊棚のお飾りを紹介させていただきます。
中央
菩提寺でいただかれた水塔婆をお祀りします。
左側 野菜6種(または3種)
ささげ豆・キュウリ・なす・とうもろこし・ピーマン・芋など、野菜の種類は問いません。
中央
山盛りのごはん
右側 乾物6種(または3種)
こんぶ・ふ・ひじき・かんぴょう・わかめ・海苔など、乾物の種類は問いません。
中央
きれいな水・コウヤマキ
右または左
洗米
1.キュウリ、なすびに割り箸を4本差した「馬のようなお飾り」
2.「おがら」という小さなゴザの敷物のようなもの
ご出身地によって、「馬」を飾っているお宅や「おがら」を飾っているお宅など様々とのことでした。
「馬」派のお宅では、故人様が乗って帰ってくると信じられています。
「おがら」派のお宅は、故人様が上を歩いて(または伝って)くると信じられています。
3.盆灯篭(または盆提灯)
※ご住職のお話では、「この時期によく売られている”お盆のお供え物セット”を活用していただきましたら良いと思います」とのことでした。
毎年のお盆の時期になりますと、お参りをご希望されているお宅にお邪魔をして、読経が勤められます。
ご自宅では、般若心経・甘露門・世尊偈というお経が読まれて、ご遺族のもとにお帰りになられた故人様のお供養が行われます。
四十九日を終えて最初のお盆は、初盆と呼ばれて特別なお盆として大切にされています。
初盆では、親族を招いたり会食をされるお宅もあります。
宗派・地域・お宅によって、お盆の法要や行事、お盆飾りは異なりますので、龍眠庵や霊源院とご縁のある方に向けた説明とさせていただきます。
筆者は、お盆の法要については熟知しておらず、調べ始めたばかりです。
龍眠庵・霊源院の墓地に埋葬をされた方で、お盆についてのお問い合わせは、霊源院のご住職までお願いします。
東福寺霊源院 電話 075-561-9684