東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。
龍眠庵の境内墓地に建つ永代供養墓「庵(いおり)」の開眼法要とご納骨の法要がございました。
お亡くなりになられたお父様のお墓を、3名のお嬢様で検討されていました。
ご見学の際には、樹木葬と永代供養墓のどちらにするかで迷われていました。
ご検討の結果、先々にお嬢様の中のどなたかが使用される可能性もあるため、お墓らしい形の永代供養墓に決めていただきました。
龍眠庵のご住職はご高齢のため、弟子である霊源院のご住職が本堂での追善法要や墓前での開眼・埋葬の法要を勤められるのですが、お葬式が入りましたので龍眠庵のご住職が法要を勤められました。
先に冷房設備のある霊源院の本堂で、ご先祖様とお父様の追善法要が行われました。
本堂での法要の後は、引き続き皆様墓前に移動していただき墓石の開眼法要と埋葬の法要が行われました。
ご持参いただいた供物や、花屋さんに予約をしておいた花のセッティングは済ませておきましたので、お父様のご遺骨を納骨袋に移し替えさせていただきました。
施主様には、郷里のお墓の土をご持参いただいていましたので、ご納骨の際には土も一緒に納めさせていただきました。
久しぶりに龍眠庵ご住職による開眼・埋葬法要の立ち合いをさせていただきましたが、お声のよく透った年期の入った感じのお経を聞かせていただくことができました。
法要の後は、霊源院の客殿に移動をしていただき、近所にある京料理「高澤」さんから配達された仕出し料理で会食を始めていただきました。
筆者は、後片付けを済ませてから、炎天下ではありましたが樹木葬区画に植えられた龍のヒゲや芝桜に水をあげてから帰社いたしました。
とても暑い日ではございましたが、永代供養墓の開眼・埋葬法要にお参りの皆様、お疲れさまでした。
8月1日は、霊源院の本堂で令和4年度の合同施餓鬼会が行われました。
最近は、またコロナが猛威を振るっておりますが、今年も本堂内での着座を避けた施餓鬼会になりました。
毎年11時に開始する行事ですが、例年は10時前くらいからお墓参りの方々が続々お越しでした。
とても暑い日ということもあってか、10時30分頃になってもお越しの方が疎らな感じでした。
急遽欠席のご連絡をいただいた少数の方を除き、終了の12時までには事前にご予約をいただいた皆様がお越しくださいました。
霊源院や龍眠庵での施餓鬼会の法要は、いつ頃から続いているのかはよくわからないのですが、とても長い期間続けられている行事です。
皆様が本堂にお集まりいただき、法要の後は法話があったり、各々がお寺の中の好きな場所で食事をしたりお酒を飲んで楽しんでおられました。
コロナ禍の初年度は、中止にするかどうかをとても悩みましたが、本堂の入り口に焼香台を設けたり、お弁当を持ち帰りにして継続することができました。
従来から続いていた施餓鬼会の楽しい部分が影を潜めてしまっていましたので、今年は客殿や本堂にお席を設けて食事をしていただけるようにいたしました。
施餓鬼会のお越しの約4割程度の方々に、お寺の中で食事をしていただけました。
会話を抑えた静かなお食事の風景ではございましたが、お食事をしている方々を拝見いたしますと何となく懐かしいような気持になりました。
用意をしたビールは沢山余ってしまいましたが、余ったビールはご住職が飲まれるみたいです。