東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。
東福寺霊源院墓地で永代供養墓を生前確保されたお客様のご納骨法要がございました。
8年前に大阪よりご見学をいただきましたが、その時は菩提寺がなくお寺とのご縁がありませんでした。
今年の5月にご主人様が逝去されて、ご自宅から近い葬儀会館で霊源院のご住職がお葬式をされました。
ご家族が到着されましたので、先に墓前にお供えする供物をお預かりいたしました。
お墓への供花は、出入りの花屋さんに予約していましたので、冷蔵庫に届けられていました。
墓石を簡単に掃除させていただきましたが、たまたま隣のお墓の方がお参りにお越しでした。
隣でお参りをされていた方とは久々にお会いして立ち話をさせていただきました。
舞鶴より改葬された当時のことが思い出されてきて少し懐かしい気持ちになりました。
本堂で四十九法要をされた後で、ご家族がお墓にお越しになりました。
お墓には供花・供物・線香・ローソクを事前にセットしておきましたので準備は完了です。
お墓の近くにある地蔵堂で、骨壺に納まっているご遺骨を奥様と一緒に納骨袋に移し替えさせていただきました。
お骨の箱の中には、埋葬許可証が入っていましたので、お客様よりご住職にお渡しいただくようにお願いしました。
少し前に戒名を彫刻させていただいた墓誌(納骨口の蓋を兼用)を動かして、木綿の納骨袋に入ったご遺骨を奥様に納骨していただきました。
お墓には、ご葬儀の時に作った白木の位牌が置かれました。
霊源院ご住職の読経が終わり、ご家族の方々の合掌礼拝と共に納骨法要は無事に終わりました。
納骨法要の後は、ご家族皆さんで自由にお参りをいただきます。
筆者は墓石店という仕事柄、色々なお寺さんの納骨法要の立ち合いをさせていただきました。
天台宗のあるご住職が「早く土に還ってくださいね(無事に成仏してくださいねの意味)という気持ちでお墓に水をかけてください」と説明をされていました。
筆者はこのご住職の話に感銘して、法要後のご家族には、ご住職の話を説明しながらお墓に水をかけていただくようにお願いしています。
お客様がお参りをされている間に、供物を袋に詰めてお持ち帰りいただけるように準備をしておきました。
奥様より「お供え物はどうしたら良いですか?」とのご質問をいただきましたので、ご帰宅後にお仏壇にお供えしていただくようお伝えいたしました。
本日は、とても蒸し暑い日ではございましたが、四十九日法要と納骨法要に大阪よりお越しくださいまして、お疲れさまでした。
ご主人様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。