東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。
本日は、風化の進んだお墓を新しく建て替えするお客様との打ち合わせがございました。
お客様とのお話をさせていただく中で頂いたご質問を参考に「墓石建て替えの手順」をまとめてみました。
墓地指定の石材店の有無を墓地管理者確認してください。
工事を希望する石材店に風化の進んだ墓石撤去と新しく建てるお墓の見積もりをしていただきます。
石材店に作業工程や作業予定日を確認いたします。
風化の進んだ墓石の撤去日を石材店に確認し、撤去日までに正念抜き(魂抜き・抜魂法要)を寺院にお願いしてください。(ご遺骨の引き上げ日と一時保管場所の確認もお願いします)
通常の場合は、正念抜きの日にご家族もお参りください。(寺院によって異なります)
正念抜き当日にご遺骨の引き上げをする場合もありますが、墓石の撤去時に行った方が残さず引き上げることができます。
お約束の日に墓石の解体・撤去作業を行います。(この日にご遺骨を引き上げる場合は、一時自宅で保管をしていただくか寺院に預かっていただきます)
新しいお墓の建墓工事を行います。(状況によっては解体・撤去日に引き続き作業をします)
墓地で新しく出来たお墓の確認をしていただき、寺院と開眼法要・埋葬法要の日取りの打ち合わせをします。
寺院とのお約束の日に、墓前で開眼法要と埋葬法要を行います。
ご紹介の手順は、仏教徒の人の一般的な手順です。
実際には、タイミングに合わせて石材店担当者より連絡があり、その都度説明が行われます。
また、新しい墓石を購入する際には、墓石の形・石材の選別の他に彫刻をする文字の打ち合わせなども行われます。
風化の進んだお墓に埋葬されているご遺骨を、同じ墓地での新築のお墓に再埋葬される際には、役場での改葬許可申請は必要ありません。
関西エリアの多くは、引き上げた遺骨は納骨袋に入れて一時保管をいたしますが、ご遺骨が濡れている場合も多いことから、水漏れしない容器を用意しておくと安心です。
墓石が新築された際には、袋に入った遺骨をそのまま納骨していただけます。
骨壺のままで納骨されている場合もあります。
この場合は、骨壺のままで開眼法要までの間、保管をいたします。
骨壺を引き上げた際には、壺の中にたまっている水を捨ててから、不要なタオルなどで外側を綺麗に拭いてください。
また、移動中に骨壺の蓋が開かないようにガムテープなどで接着しておくことをお勧めいたします。