東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。
昨日は、ご先祖様とご両親を埋葬されているお墓の墓じまいとご納骨の打ち合わせのお客様が店にお越しくださいました。
2年くらい前に東福寺霊源院の永代供養墓をお求めいただきましたが、ちょうどコロナ禍と重なってしまい、ご計画が延び延びになっていたご様子でした。
来月の墓じまいに備えて、ご遺骨の移転に必要な改葬許可申請はお済みでしたので、後はご先祖様の墓石の魂抜きと撤去作業を進めていきます。
墓石の魂抜き当日にご遺骨を引き上げますが、後日に予定している永代供養墓へのご納骨までの間は、ご遺骨を霊源院で預かっていただく手配になっています。
この度は、姓の異なる2件のご先祖様のお墓を撤去させていただきますが、今後のご供養についての相談をいただきました。
現在のご実家は、どなたも住んでおられないことから家の売却もされるそうで、この機会にお仏壇も処分を希望されています。
ただし、お客様の希望は、お仏壇やお位牌がすべてなくなってしまうのには、少し抵抗を感じられているご様子でした。
霊源院には、各家のお位牌を祀っていただく位牌壇がございますので、そちらでのお供養を紹介させていただきました。
永代供養墓をお求めの際には、2名様の永代供養が付属していますので、ご両親のお供養はご納骨後に永続して行われます。
苗字の違う2件のご先祖様につきましては、位牌壇に各家のお位牌を奉納していただき、年に一度のお供養が永続して行われる年牌(ねんぱい)をお勧めいたしました。
ご先祖様のお供養を年牌にしていただくことで、ご両親と同じ秋のお彼岸に毎年のお供養が約束されました。
お墓参りの際には、本堂内にあるお位牌が安置された位牌壇にもお参りいただけますので、皆さんがお元気な間は定期的にお参りいただけるのではないかと思います。
明朝は、見積書を作成するために墓じまいをする2基の墓石を拝見しに墓地まで行く予定です。
改葬許可申請について
郷里などに建つお墓に埋葬されたご遺骨を住所の異なる墓地に移転して再埋葬する場合には、現在埋葬されている場所を担当する役場で改葬許可申請をする必要があります。
改葬許可申請をいたしますと、役場より改葬許可証が発行されます。
再埋葬する際には、そちらの墓地管理者に改葬許可証を提出いたします。
改葬許可申請書の書式は役場によって異なるため、現在埋葬されている役場より取り寄せる必要があります。
役場によっては、ホームページからダウンロードできる場合も増えてきましたが、遠方の場合は郵送していただけると思いますので直接役場にお問い合わせください。
申請者の住所・氏名・連絡先など
お亡くなりの方の本籍地・住所・氏名・火葬された場所や日・申請者との続柄など
再埋葬される場所の名称・住所など
墓地管理者の署名と捺印
※役場によっては再埋葬される場所を示す添付書類が別途必要な場合があります。
※火葬がされた日がわからない場合は、死亡された日に2日足していただくとよいと思います。
※不明な項目は空白でもよい場合や記入項目は全て埋めなければいけない場合など役場によって対応が異なりますので、まずは担当者にお尋ねください。