東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。
昨日は、墓石にご戒名を追加彫刻する際の費用についてお問い合わせをいただきました。
弊社では、一般的なお墓や墓誌への彫刻につきましては、1名様の彫刻の場合は55,000円(税込)の費用をいただいています。
複数名様を同時作業での彫刻の場合は、1名様追加につき22,000円(税込)を加算させていただきます。
墓石に戒名の追加彫刻を希望された場合一番多いのは、ご納骨の予定日が決まった方からのご連絡です。
お急ぎでなければ3週間の納期をいただいておりますが、お急ぎの場合は極力間に合うように進めさせていただきます。
次に多いのは、ご納骨の法要が終わった際に、参列された親戚などからの提案で、追加彫刻を希望される方です。
この場合の追加彫刻を希望される方は、彫刻を急ぐ理由がありませんので、落ち着かれてからご連絡をいただければと思います。
関西では、建立した方の名前を墓石に彫刻する際に、アンダーネームに朱色を入れることが多々あります。
墓石を建立された人が逝去された場合は、朱色を消す作業を伴います。
石材店によっては、朱色の上から黒色や白色のペイントを入れるところもありますが、弊社では朱色のペイントを落とす方向で作業しております。
最近に建立された墓石には、戒名(法名などの霊名)・俗名・死亡年月日・享年を1名様分として彫刻することが一般的です。
昔に建てられたお墓の中には、戒名のみであったり、戒名と俗名のみであったりする場合もあります。
このようなお墓の場合は、前例に合わせた内容を彫刻するのが普通ですが、彫刻する内容についてはお客様と相談をして作業を進めていきます。
建立済みの墓石にご戒名などを追加彫刻する場合は、墓地に機械を持ち込んでの彫刻が主流になりつつあります。
現地で作業をする利点としては、墓石を動かさずに作業ができるため、運搬中に石が掛けてしまうようなリスクがありません。
現地で作業する場合の問題点は、周囲に石の削れた粉が舞うことです。
作業後は周囲の清掃をいたしますが、どうしても細かな粉が少し残ってしまいます。
墓誌(霊標)に彫刻をする場合は、作業スペースの問題もあり取り外して工場に持ち帰っての作業の方が多いように思います。