お世話になります、指定石材店のオフィス石太郎です。
本日は、京都市上京区にある日蓮宗のお寺で、永代供養墓へのご納骨の立ち合いをさせていただきました。
今回ご納骨のお客様は、京都にあるお墓からの改葬でした。
そちらのお墓は、お参りできない距離ではございませんが、ご両親やご先祖様の永代供養を希望されて、このたびの改葬をされました。
筆者が墓地に到着しましたら、お約束の時間よりもだいぶん早めに、ご夫婦でお越しになられていたようです。
お墓の掃除が済んだ頃に、鐘の音が聞こえましたので、本堂でのご回向が始まったようです。
お寺の境内墓地に納骨をされる際には、ほとんどの場合で先に本堂でご回向が勤められます。
ご回向が終わりそうな頃を見計らって、限界の辺りにいきましたら、お花や供物と紙袋に入れた3名様のご遺骨を持ったお客様が出てこられました。
両手に持った荷物を見かねて、遺骨をお預かりして墓前までご一緒しました。
こちらの永代供養墓は、各家個別のお墓です。
納骨室へと続くフタを開けさせていただき、ご主人様にご納骨をしていただきました。
お上人様の読経が続き、最後にみんなで合掌をさせていただき、開眼法要と納骨式は無事に終了いたしました。
改葬でのご納骨を終えたご夫婦のお顔を拝見しますと、なんとなくスッキリされているように感じました。
昨日は昼から雨が降りましたが、本日は眩しく感じる青空の下でのご納骨式となりました。
墓石やお仏壇などを新調された際に、初めて行う魂入れの儀式を開眼法要(かいげんほうよう)といいます。
儀式の内容は、正念入れと同じですが、一番最初に行う場合のみ開眼法要と呼んで正念入れとは区別をしています。
墓前での読経につきましては、納骨式や埋葬された方々の供養というイメージが強いと思いますが、生前に建墓されたお墓の場合でも開眼法要をおこなうのが一般的です。
以前、数名のご住職に、「開眼法要の際の魂入れは、何をいれるのですか?」と質問をしたことがあります。
ご住職の皆さんからは「その家のご先祖様をお招きする儀式」とのお答えをいただきました。
自分自身のお墓としての生前建墓につきましても、ご先祖様の供養に繋がっていることを教えていただきました。
お墓は、定期的にお参りをしませんと徐々に汚れてまいります。
開眼法要後は、ご先祖様のご供養としてお墓参りをしていただければと思います。