お世話になります、指定石材店のオフィス石太郎です。
本日は1件のお客様より樹木葬のご成約をいただきました。
本日のお客様は、ご高齢の男性の方でしたが、ご自身のお墓の生前確保を希望されてのご見学でした。
周囲の人と、お葬式やお墓の話をする機会が増えたそうですが、大半の方がご自身の入るお墓の用意を済まされていることを知り驚かれたそうです。
ご自身は、最近になって気になりかけていましたが、だんだん焦る気持ちに変わってきて、お墓を探されていたとのことでした。
龍眠庵のホームページをご覧になったそうで、特に樹木葬が気に入ってご見学にお越しになりました。
筆者は、以前ご成約いただきました永代供養墓が完成して、出来上がったお墓の確認にお越しのお客様と待ち合わせをしておりましたので、龍眠庵に来ていました。
龍眠庵の永代供養墓や樹木葬は、霊源院のご住職が窓口をされていて、30分後に樹木葬を見学の方がお越しになることを聞いていましたが、早めに到着をされました。
樹木葬「四十一菩薩」をご覧いただきましたが、とても気に入っていただいたご様子でした。
そして、希望される場所もすぐに決まりましたので、霊源院の客殿に移動をして申し込み手続きをご住職にお願いいたしました。
永代供養墓の完成確認にお越しのお客様が到着されましたので、出来上がったお墓をご覧いただいてから、今後の法要についての説明をさせていただきました。
完成確認のお客様がお帰りになられたので、引き続き樹木葬のお客様に合流をして説明をさせていただきました。
お客様は生前にご自身のお墓を確保されますので、お亡くなりになってからのことが大切になります。
周囲の方には、お墓を確保したことを連絡していただくように、繰り返しお願いいたしました。
また、お寺に遺骨をお持ちいただいた際の、納骨法要についての説明をさせていただきました。
その際に、御布施や供花と供物の費用を、事前に知人に託しておく必要があることをお話しましたら、先にご住職にお預けできないかとのご相談がありました。
ご住職も了承をされましたので、霊源院で御布施と供物費用をお預かりしておくことになりました。
お客様は、全てを決める覚悟でお越しになられたようで、樹木葬の一式費用と御布施などの費用を納めていただくことになりました。
「お墓以外にどのようなことを決めておく必要がありますか?参考までに聞かせてください」と、質問をいただきました。
「お墓と関連があることでしたらお葬式の準備も必要だと思います」とお答えをしました。
「葬式は簡単に済ませたい」と仰っていましたが、簡単に済ませるにしても盛大にされるにしても、どなたかに託す必要があります。
お住いの施設には葬儀のできる部屋があるか?
ご住職にお経をあげていただくことを希望されているのか?
葬儀会館を利用してのお葬式を希望されるのか?
お葬式をされないのであれば、火葬のみの直葬という選択肢もあること。
火葬後のお葬式としてお寺の本堂での骨葬というお葬式もあること。
お葬式については、このような内容のことを、お話させていただきました。
ご本人にとりましては、酷な内容のお話ではありますが、あらかじめ決めておかないと、誰かに託すことができないことを確認させていただきました。
そして「遺言書を作ることで、何が必要かが見えてきますので、遺言書の作成をおすすめします」とお答えいたしました。
お客様は、近々遺言書の作成に取り掛かることを予定されていたそうなので、逝去された後に必要なことも徐々にリスト化されてくるのではないかと思います。
筆者は、終活についての勉強をしていないため、この方法が正しいのかどうかの判断がつきません。
お墓が縁でお寺と知り合われたように、遺言書が縁で専門職の人と知り合い、良きアドバイスをいただけるのではないかと思っています。
お客様は、ご高齢のためにお墓にお越しになるのも少し大変そうでした。
電車でお越しになりましたので、お帰りの際には東福寺駅の近くまで同行させていただくことに致しました。
駅までお話をしながら歩きましたが、「これでスッキリしました。ありがとう。」と何度も仰られて、何だか恐縮してしまいました。
隣りを歩いておられる高齢のお客様のお役に立てたようで、とても嬉しい気持ちになりました。