本日は、宇治市の寺院で樹木葬のお申し込みをいただきました。
ご両親のお墓として申し込みをいただきましたが、ご両親ともに亡くされておられました。
お父様は以前にご自宅近くのお墓に埋葬をされているそうです。
これから、そちらのお墓を墓じまいされる予定で、永代供養の樹木葬をお申し込みいただきました。
申請書を作成の際に、改葬許可申請のことをご存じなかったので、そちらの説明もさせていただきました。
午後からは、城陽市にある共同墓地のお客様から見積りをご依頼いただきましたので、城陽市に行ってきました。
墓地事務所で説明を受けた後に、少し離れた墓地に行きましたが、地元の石屋さんが墓じまいの作業をされていました。
トラックには2基のお墓が積まれていましたが、最近は墓じまいをされる方が、とても多いようです。
お客様の墓地に行って、付近の様子を確認しましたが、沢山お墓が建つ共同墓地でした。
時々、墓地管理者の方の中にも詳しくご存じない方もおられますが、墓じまいをされる場合の多くは遺骨の移転を伴います。
過去に埋葬されたご遺骨を、他の所在地にある墓所に再埋葬する場合には、役場での改葬許可申請手続きが必要になります。
改葬許可申請の手順
ご遺骨を再埋葬する墓所を確保します。
お墓のある役場から改葬許可申請書を取り寄せます。
必要事項を記入し、お墓を管理する墓地管理者の署名捺印をいただくと申請書は出来上がります。
改葬許可申請書を役場に提出します。
役場で手続き後に改葬許可証が発行されます。(即日~1週間程度)
改葬許可証は、再埋葬する墓所に納骨の際にそちらの墓地管理者に提出します。
少子化ということもあって、後継者のおれらない方が増えています。
本日、樹木葬の申し込みをいただきました方は、姉妹でお越しいただきました。
今回は墓じまいをされるだけに、今後は墓じまいの心配の要らないお墓をお探しとの事でした。
また、ご両親のお供養を真摯な気持ちでお考えになられていて、今後のお供養について熱心にお尋ねになられていました。
宇治市のお寺もそうですが、宗派を問わず檀家の条件がない永代供養墓の受付をしてくださる寺院が増えています。
樹木葬や永代供養墓の見学にお越しのお客様の大半が、お寺とのご縁のない方ばかりでした。
ご遺骨の埋葬だけではなく、仏事の相談や法事の依頼を希望されている方が多いのですが、お越しの皆様はお寺とのご縁のない方ばかりでした。
一時は宗教離れといわれた時代もありましたが、お墓のご縁で安心して相談できるご住職と出会えたことを心強く感じる方も多かったのではないかと思います。