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令和6年度の施餓鬼会が開催されました

2024.08.03

京都東福寺龍眠庵 オフィス石太郎日記

令和6年度の施餓鬼会

東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。

今年も、8月1日と2日に分けて、霊源院との合同で恒例の施餓鬼会(法要)が開催され、沢山の方々がお参りにお越しくださいました。

東福寺龍眠庵の施餓鬼法要

東福寺龍眠庵と霊源院の合同施餓鬼会は、毎年200名弱の方々がお越しになる行事です。

しかし、猛暑の中での本堂内の過密を防ぐために、昨年より2日間に分けて行われるようになりました。

今年は、8月1日に120名、2日には70名の方々より参加予約をいただいておりました。

今年に樹木葬付き永代供養墓「樹陵」をお求めいただいたお客様もお越しになられていて、お墓に埋葬された故人様のお供養をされていました。

施餓鬼会について尋ねてみました

龍眠庵では、毎年お盆の時期に施餓鬼会が行われています。

霊源院と合同で行われる都合上、施餓鬼会の会場は霊源院の本堂になります。

お庭に向かって施餓鬼壇を設置して、ご参加の方々には、お米やお水をお庭に向かってお供えをしていただきます。

筆者にとっては、毎年の見慣れた光景ではありますが、「そもそも何故お庭に向かって施しをするのか?」を、ご住職に尋ねてみました。

「お盆や施餓鬼会については、お釈迦様の弟子の目連尊者が餓鬼道に落ちた母親を救うという話が有名です・・・」

「今を生きる我々は分け隔てなく施しをすることで、巡り巡ってやがては自分にも帰ってくるということなんじゃないですか」

「といっても、見返りを求めてする訳ではないんですけどね(笑)」

とのことでした。

施餓鬼会の後の食事会

施餓鬼会が終りますと、お寺よりご参加された方々にお弁当が振舞われます。

今年は、東福寺の近くにある「京料理高澤さん」のお弁当でした。

今年は半数弱の方は持ち帰りになったようですが、それでも沢山の方々が本堂や客殿に分かれて御食事をされていました。

毎年参加されている中で顔見知りになって、お話をしながら食事をされているなど、今年もほのぼのとした感じでした。

写真を撮り忘れましたが、今年は霊源院の客殿に、伊達政宗候の肖像画と、虎という文字が書かれた重要文化財の掛け軸が展示されていました。

また、当日は龍眠庵の本堂や客間も解放されましたので、龍眠庵に移動してお弁当を召し上がる方もいらっしゃいました。

ご参加のすすめ

前章でも触れましたが、以前の施餓鬼会は本堂の許容人数を大きく超える状況で、暑さとの闘いという面もありました。

昨年より2日間に分けたことで、戸を閉めて冷房が効いた状態での本堂で法要を行うことが出来るようになりました。

施餓鬼会に参加をいただいた方々を拝見していますと、少し早めに着いてから先にお墓参りをする人がほとんどです。

その後、受付で各自が往復ハガキで予約をしておいた水塔婆を受け取って、客殿でお茶を飲みながら汗をぬぐっておられました。

龍眠庵や霊源院では、行事に参加をされている方々は皆さんフラットな関係で、変に気遣いが必要と感じる人はいませんので、その点は安心してご参加いただけるのではないかと思います。

年々、加速するように少子化や核家族化といわれています。

しかし、お墓や永代供養墓などでご縁をいただきました皆様は、このようなお寺の行事を通して我が家に適したお供養の方法を見つけていただく良い機会にしていただければと思います。

まとめ

まずは、自分自身の健康も含めて、今年も無事に施餓鬼会に立ち合いさせていただいたことに感謝です。

今年も、法要にご参加の方々の姿勢に接し、法要後のワイワイガヤガヤという雰囲気に触れたことで、「お寺の行事も良いもんだな」という思いを確認させていただくことができました。

また、今年もご住職の長男さんが結婚されましたので、新婚の奥様も手伝いをされていました。

次男さんの奥様もお越しでしたので、受付スタッフの平均年齢も一気に若返りました。笑

筆者は、毎年立ち合いをさせていただいてきた訳ではありませんが、この20年を振り返りながら、何となく世代交代を感じずにはいられませんでした。

  • 有限会社 オフィス石太郎オフィス石太郎
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