東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。
本日も永代供養墓のご予約をいただきましたが、生前墓をご検討のお客様でした。
龍眠庵の本堂の前の庭には、有楽斎椿と呼ばれる椿の老木があります。
今年も沢山の花を咲かせてくれていて、ちょうど今が見頃です。
ご住職に樹齢をお聞きしましたところ、200年以上とのことでした。
30年くらい前にも同じ質問をさせていただいたことがありますが、その時も200年以上とのことでしたので、詳しいことは分からないようです。
永代供養墓は、その特徴から生前墓として候補になることが多いお墓です。
生前墓を検討されてご見学にお越しのお客様とお話をさせていただきますと、お墓のことを検討し始めたきっかけは大きく分けて2通りになります。
一つ目は、遠方にある代々のお墓の「墓じまい」を検討するにあたって、そちらの遺骨の改葬先としてのお墓です。
墓じまいをすることで、先々にご自身達が入るお墓もなくなってしまう方もおられます。
昨日ご見学のお客様も、このような理由で新たなお墓を検討されていました。
「田舎には大きなお墓があるんだけど、遠いので子供が参ってもらえそうにない。」ということで、田舎のお墓を閉じると同時に、龍眠庵の永代供養墓のご見学にお越しでした。
二つ目は、定年などの節目を迎えて終活を始めたのがきっかけになったお客様です。
最近では、より良い老後を過ごすために終活を始める人は少なくありません。
終活では、残された家族が困らないように整理をしてことも大切になります。
ご自身の老後や子供への負担軽減を考えるうちに生前墓を検討するという人が増えているように感じます。
前章では、生前墓の候補として永代供養墓を検討する人が多いとの説明をさせていただきました。
龍眠庵の永代供養墓の特徴
永代管理で先々の維持費が不要です。
檀家の条件はありません。
墓地の承継(名義変更)の有無に関わらず各家の墓石は寺が管理します。
各家の墓石は、寺の施設として補修しながら維持します。(補修費は無償)
埋葬された方々を毎年9月に合同法要を務めてお供養いたします。(永代供養)
永代供養料を追加していただくことで人数制限なくご使用いただけます。
東福寺駅より徒歩6分で門前には無料駐車場があります。
このような特徴をもつ永代供養墓は、墓じまいの心配から解放されるだけではなく、家族のお墓としてご使用になる際には次世代への負担軽減に繋がります。
毎年の墓地管理料が不要なため、お墓を確保する時期に関わらずお支払い費用が変わらないことも、永代供養墓が生前墓として選ばれる理由の一つです。
20年前に、龍眠庵の隣にある霊源院で永代供養墓の受付を始めた際には、大半のお客様がご夫婦2人だけのお墓を検討されていました。
ブログなどを通じて情報を発信してまいりましたが、最近では家族墓としての永代供養墓を希望するお客様が増えてきました。
家族墓を希望するお客様の大半は、先々に人数の追加を規程したところに、ご支持をいただいています。
将来に、このお墓に子孫の方も埋葬を希望する場合は、その人の意思で永代供養料を追加して埋葬していただけます。
永代供養墓では、お墓の承継が途絶えてもそれ以降は寺がお墓を維持管理いたします。
このことで、今までのお墓のように、長男は跡取りとしてお墓を引き継がなければならないということはありません。
龍眠庵の永代供養墓の場合では、次世代が使用しない場合は夫婦だけのお墓になってもよいし、一緒に入る場合は家族墓として使用すればよいと、お考えのようです。
少子化や核家族化を身近に感じるようになって、永代供養墓や樹木葬などの時代に適応したお墓が増えてきました。
30年前までは、跡取りのおられない方は新たなお墓を建てるのが難しいと思われてきました。
最近では、各霊園や寺院の特徴を活かした、様々なお墓が生まれています。
お墓選びの際には、永代供養墓や樹木葬といっても霊園や寺院によって規程が違いますので、十分に墓地使用規程や管理規程などの書類を確認して我が家のお墓に相応しいものをお選びください。