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これからのお墓のあり方

2024.02.18

京都東福寺龍眠庵のお墓のコラム

これからのお墓のあり方について

東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。

今月より樹木葬付き永代供養墓「樹陵(じゅりょう)」の受付が始まりました。

昨日ご見学をいただいたお客様より第一号のご予約をいただきました。

まだ全区画空いていましたので、自由に場所を選んでいただけたのですが、たまたま故人様の誕生日と同じ番号のお墓をご予約いただくことになりました。

少子化の時代に適したお墓とは?

少子化によって、お墓を維持することが難しいご家庭が増えてきました。

これは、墓じまいをする方が増えていることからもわかります。

一般的なお墓ですと、維持するために下記のような条件があります。

  1. 次世代への承継が必須であること。

  2. 墓地管理料などの維持費を定期的に納める必要があること。

また、お墓の役割としましては、故人様の遺骨を埋葬する場であり、お供養する場でもあります。

お供養を継続するためには、どうしてもお墓を維持する必要があります。

少子化や核家族化の中では、次世代への承継が難しい家庭が増えているために、新たにお墓を持つことに抵抗を感じる人も多いのではないでしょうか。

少子化の時代には、次世代への承継の有無に関係なく安心して建てていただけるお墓が必要になります。

少子化の時代に、お墓を維持するためには下記のような条件が求められます。

  1. 後継者の有無に関係なく無縁墓にならないお墓

  2. 定期的な維持費の納付が不要なお墓

このような条件のお墓があると、家族は安心してお供養に専念できると思います。

後継者の有無に関わらず受付をしているお墓

一昔前は、後継者のいる家はお墓を建てて、いない家は寺院などの合祀墓に埋葬をすると考える人が多かったように思います。

その頃の選択肢は二択でした。

最近では、少子化を考慮した規程を持つお墓が増えています。

少子化に適したお墓といえるもので代表的なものは下記になります。

  1. 合祀墓・合葬墓

  2. 永代供養墓

  3. 納骨壇(お仏壇)型の屋内墓苑

  4. 永代供養付き樹木葬墓

一般的な場合での、これらのお墓の特徴は下記のとおりです。

  1. 墓地管理料などの定期的な費用負担がないこと。

  2. 先々に承継者がいなくなっても継続したお供養が行われること。

  3. 墓所の補修を墓地管理者が行うこと。

ただし、霊園や寺院ごとに独自の規程を設けていますので多少の違いがあり、すべての条件を満たしていないものもあります。

霊園や寺院の中には、少子化の時代でも安心して建てていただけるお墓の企画に取り組んでいるところも多くあります。

墓地を見学する際には、各霊園や寺院が公表している墓地使用規程を確認し、我が家の条件に合っているかを十分確認してください。

夫婦墓か?家族墓か?

前章で、少子化に適したといえるお墓のタイプを紹介させていただきました。

永代供養墓・納骨壇型の屋内墓苑・樹木葬墓の中には、埋葬可能な人数に制限を設けている所があります。

最近では、核家族の家庭が増えていますので、特に生前墓をお考えの場合では、ご夫婦だけで結論を出してしまいがちになるようです。

夫婦二人だけのお墓で良いとお考えであっても、ご子息がいる場合は家族での使用も可能なお墓の確保をおすすめいたします。

出来れば、必要時にその都度人数を追加できる規程のお墓を選んでおきますと、先々のお墓の使用を次世代の判断に委ねることができます。

まとめ

この数年間の間に、永代供養墓や樹木葬墓など少子化に対応するお墓が随分増えてまいりました。

このようなお墓が増えたことで、より多くの選択肢の中から、駅から近い場所・自然豊かな場所・安心してお供養を託せるお墓など、我が家に希望に沿ったお墓を選んでいただけるのではないでしょうか。

本項が、これから新たなお墓を検討している方々の参考になりましたら幸いです。

  • 有限会社 オフィス石太郎オフィス石太郎
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