東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。
龍眠庵では、永代供養のお墓を受付ています。
永代供養のお墓は、維持費が不要で先々に墓じまいの心配がありません。
このような特徴を活かして、お墓の生前確保を希望する方にもご支持をいただいています。
お客様の中には、先々に郷里のお墓に埋葬されているご先祖様の受け入れ先としても検討をされています。
最近は、「先々に墓じまいの心配がありません」を謳い文句にしたお墓が増えてまいりました。
墓じまいの心配がない各家個別のお墓には、2つのタイプがあります。
墓地の使用期間が決まっていて期間満了を迎えた際に墓地管理者が墓じまいを行うタイプ
墓地使用の期限がなく墓地の承継が途絶えた以降も墓じまいをしないタイプ
1は樹木葬墓に多く使用可能な期間が決まっている有期間のお墓です。
2は永代供養墓の中でも永久墓と呼ばれていて無期限の使用になります。
有期間が悪くて、無期限が良いという意味ではありません。
これから生前墓を検討している人は、埋葬を予定する人数に注意してお墓を選んでいただくと良いと思います。
有期間のお墓の特徴
最近のお客様の要望から、出来るだけ費用を抑えたことで生まれたのが1のタイプのお墓です。
お墓参り可能な期間を決めることで、墓地使用料を抑えています。
また、各家の墓石をコンパクトにすることで墓石費用を抑えていますが、納骨室が狭いお墓は人数制限を設けています。
生前墓での有期間のお墓の注意点
有期間のお墓の場合、期間のカウントがスタートする時期は霊園によってマチマチなのが現状です。
既にお亡くなりになった人のみを埋葬するお墓の場合は特に問題ないのですが、生前墓を検討する人はカウントが始まるタイミングを注意する必要があります。
カウントが始まるタイミングには、主に2通りがあります。
お墓を確保した時点でカウントがスタートするお墓
生前予約しておいた人の中で最後の人を埋葬した時点でカウントがスタートするお墓
これから生前墓を検討する方は、最後の人を埋葬後に使用期間のカウントが始まるお墓を選ぶ必要があります。
お墓を申し込んだ時に、使用期間のカウントが始まる場合だと、埋葬後にほとんど期間が残っていないケースも考えられるからです。
埋葬後に使用期間のカウントが始まるお墓ですと、家族も安心してお供養していただけます。
家族墓を希望する人は、埋葬人数に制限のないお墓を選ぶ必要があります。
永代供養墓の場合では、初期費用に永代供養料を含むものが多くあります。
例えば龍眠庵の永代供養墓では、2名様までの埋葬と永代供養は初期費用内でまかなえます。
また、永代供養料を追加することで人数制限なく埋葬可能なお墓ですので、先々の使用については次世代の判断に任せていただくことができます。
最近では、樹木葬墓の中にも家族墓として使用できるタイプのお墓が造られています。
少子化によって、郷里のお墓を維持することが難しい家庭も増えてきました。
墓じまいをする場合ですが、大半は埋葬されている遺骨の移動(改葬)を伴います。
遺骨の改葬と同時に、ご先祖様の永代供養を希望する人が増えているのも少子化による影響だと思います。
生前墓の確保を検討して人は、60~70歳代の人が多いのですが、墓じまいも検討されている方も丁度この年代の方々です。
墓じまいのことを考え始めたことで、自分達のお墓のことが気になる場合や、その逆の方もおられます。
生前墓と同時に墓じまいを検討している人の中には、両方を同時に進めなければならないと思い込んでいる方が、とても多いように感じます。
改葬を考えた場合は生前墓が先になりますが、生前墓を確保後すぐに墓じまいをしなければならないことはありません。
もしも、郷里のお墓をお参りされているご年配の方がおられましたら、先々に時期がきてからでも遅くありません。
少子化によって、樹木葬墓や永代供養墓のような永代供養のお墓が主流になりつつあります。
また、永代供養のご相談にお越しの方の中には、「お仏壇は買わないつもり」と仰る方もおられます。
このような永代供養のお墓の登場によって、次世代への負担を気にせずに、墓前では安心してお供養していただけるのではないかと思います。
これからお墓の確保を検討の方は、是非参考にしてください。