東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。
東福寺龍眠庵では、昨年の春より樹木葬と永代供養墓の受付をしています。
本日は、完成した樹木葬のお墓のご見学に1件のお客様がお越しでした。
東福寺龍眠庵の樹木葬四十一菩薩は、お墓の期間を経て樹木葬されるお墓です。
お墓参りをされる家族がおられる間は、周囲に草花を植栽した墓石にお参りいただけます。
最後の人が埋葬されてから30年が経過しますと、庭に場所を移す樹木葬として龍眠庵がお供養を継続いたします。
墓地にお墓まいりをしていただく期間も、草花に囲まれた雰囲気の中でお参りがいただけるように植栽をしてまいりましたが、昨年植えた芝桜が咲き始めました。
写真のお墓は、画像処理をして文字を消しています。
たまたま通りがかった道の駅でかった草(名前は忘れました)ですが、植えた後すぐに溶けてなくなってしまいましたが、復活してきて黄色い花を咲かせてくれました。
本日は、お母さんとお嬢さんの二人で完成した墓石を見にお越しでしたが、樹木葬区画に着いてすぐに「わぁ~きれいですね」と言ってくださいました。
東福寺龍眠庵の樹木葬には、可愛い「わらべ地蔵さん」のお墓を採用しています。
一般的な墓石は、完成当初は美しいのですが、定期的な掃除をしていただかないと、どうしても汚れが目立つようになります。
お地蔵様は、年月と共に徐々に風情が増すように思います。
ご年配の方々には、お墓参りを重ねるごとに、我が家のお墓に対して愛着を増していただけるように思っています。
本日、お墓の完成見学にお越しのお客様は、優しい眼差しでお地蔵様の頭を撫でておられました。
お母さんに「お母さんお一人でも電車でお参りできますか?」と尋ねてみました。
「大丈夫です。元気な間はお参りをさせてもらいます」と、ご返答いただきました。
「体もだんだんと弱ってきますので、いつまでお参りができるかしら・・・」
「もしも、体調不良などでお墓参りにお越しになれない時は、町内のお地蔵さまにお参りをしていただければと思います」
東福寺龍眠庵の樹木葬は、小さな子供さんもお墓参りに親しみを感じていただけるようにと願ったお墓です。
やがては、お子さん達も成人して家族が出来ると思います。
ご自身が幼少期に両親と墓参りをした時と同様に、子供さんにも感謝の意味やお供養の意味を教えていただければと思います。
年月が過ぎてご高齢になり、遠方まで外出をすることが億劫になりましたら、町内にあるお地蔵さまにお参りをして故人様のお供養をしてください。
このような理由で、東福寺龍眠庵の樹木葬には、各家ごとにわらべ地蔵さまをお祀りしています。