東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。
東福寺龍眠庵では、昨年5月より永代供養墓の受付をしています。
龍眠庵の永代供養墓は、墓石の寿命が来るまで維持される永久墓です。
ずいぶん前より少子化と云われていましたが、年々少子化を身近に感じる人が増えてきたように感じます。
団塊の世代の方々の高齢化と共に、郷里に建つお墓の墓じまいをする人が増えるなど、後継者問題が浮き彫りになってきています。
昨年、他の石材店の営業の人と話をしたのですが「お墓なんか、いらん!」と言われることが多くなったそうです。
少子化が進むにつれて、今後ますます「お墓なんか、いらん!」と思いたくなるような状況になるかも知れません。
業種や年齢を問わず集まった"お墓いらない派"の方々と"お墓いる派"の方々が討論をしたとします。
この場合は、おそらく"お墓欲しい派"は、悔しい思いをしそうな気がします。
"お墓いらん派"の方々は、少子化や核家族化の中での、既存の代々墓のデメリットを沢山あげられるのではないでしょうか
「子供が遠くに住んでいるのに、お参りしてくれるんでしょうか?」
「地震でお墓がこけたら誰が直すの?」
「先々に、子孫が墓じまいをすることになるのでは?」
「お墓を建てたところで、子供は一緒に入らないのでは?」
"お墓欲しい派"の方々も、実は"お墓いらない派"と同様のデメリットを感じています。
それでも「お墓が欲しい」と思えるのは、自身のおかれた環境に適応したお墓があることを、すでにご存じということになります。
また「お墓を建てたいとは思うが・・・でも先々が不安だし・・・」と、なかなか気持ちの整理がつかない人が多いかも知れません。
実は、後継者への負担を心配する人、墓じまいを心配する人、墓守をする家族がいない人などの問題を解消するため、霊園や寺院では様々な取り組みをしています。
これからのお墓のあり方について考えたいと思います。
お墓の持つ目的とは?
火葬が普及して以降のお墓の主な目的については、故人様のご遺骨を埋葬をして、お供養をする場所ということに異論を唱える人は少ないのではないかと思います。
ただし、お墓には人それぞれに様々な思いがあります。
霊園や寺院で新たに募集されるお墓の中には、"お墓いらない派"の意見を参考にし過ぎて、大切なものが削ぎ落されていくような危機感を感じています。
これからは、お墓が欲しい派の方々が「ほっ」とできる環境整備や、今までのお墓以上に個々の思いを叶えることのできるお墓の登場が望まれまのではないかと思います。
東福寺霊源院では、約20年前より永代供養の永久墓の受付をしてまいりました。
受付当初は、埋葬の人数に制限を設けるなど、主にご夫婦を対象としたお墓でした。
途中より墓石の構造を工夫するなどをして人数制限はなくなりました。
永代供養の永久墓は、現在受付中の東福寺龍眠庵の「円満」「庵」へ繋がっています。
写真の永久墓「円満」には、支え合いながら人生を全うされたご夫婦の生きた証として「仲良し夫婦の永久墓」というサブタイトルがあります。
墓地管理料などの維持費は不要で後継者への負担はありません。
地震などでの損傷の際も寺院が無償で修復しながら、石材が著しく風化するまで残りますので、墓じまいの心配からも解放されます。
また、永代供養料を追加することで人数制限なくご使用いただけますので、この場合は「仲良し家族の永久墓」ということになります。
東福寺龍眠庵は、最寄駅からは徒歩6分の場所にあります。
寺の前には無料駐車場があり、門のところに一段だけ段ががありますが、それ以外は平坦な立地です。
墓石は、屈まずにお参りいただける設計になっていますので、立地も含めてご高齢の方が安心して長くお参りできる環境が整っています。
また、東福寺の中にあってお寺に囲まれた環境のため、お参りの際には故人様とは静かに語らっていただけるのではないかと思います。
京都駅からも近いことから、遠方のにお住いの方もお参りしやすい環境です。
お墓参りを大切に考えている方に満足いただける永代供養墓ではないかと自負しています。
維持費不要の永久墓は、特にお墓の生前確保を希望する方々におすすめいたします。