東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。
本日は、今月初旬に樹木葬の予約をしていただきましたお客様よりご入金の連絡をいただきました。
ご夫婦のお墓の生前確保をご検討でしたが、ご成約ありがとうございました。
この記事の内容
生前確保のデメリットと対策
東福寺龍眠庵の樹木葬は、永代供養墓と樹木葬の両面を備えたお墓です。
樹木葬を確保いただいてから当面の間は、永代供養墓として墓地にお参りをしていただけます。
そして、事前に永代供養の登録をしていただいた最後の方が埋葬後に30年が経過しますと、東福寺龍眠庵の庭に樹木葬をお約束するお墓です。
樹木葬のような墓じまいの心配のないお墓の中には、お墓を確保した時から墓地使用期間を計算するところもあります。
例えば、墓地を確保してから20年後に管理者が墓じまいをする約束ですと、埋葬後の使用期間がなくなってしまう場合があります。
このようなお墓は、生前確保を検討している方にはお勧めできません。
東福寺龍眠庵では、埋葬時よりお墓の使用期間である30年を計算いたしますので、十分なお墓参りの期間がございます。
墓地での使用期間の延長も可能ですが、期間の満了後は樹木葬をした庭にお参りいただけますのでご安心ください
お墓の生前確保を検討した場合、どのようなデメリットがあるかが気になる人は多いのではないかと思います。
デメリットについては、お墓の種類や家庭環境によって異なります。
ここでは、生前確保を検討中の人に人気の永代供養墓や樹木葬でのデメリットを紹介させていただきます。
永代供養墓や樹木葬は、後継者の有る無しに関わらず多くの人が安心して建てていただけるお墓として生まれました。
ほとんどの永代供養墓や樹木葬は、維持費が不要であったり墓じまいの心配がないなど後継者や親戚への負担を軽減するお墓です。
従来型のお墓が持つデメリットを解消する墓地使用規程が盛り込まれるなど、無縁墓地にならない取り組みがされています。
永代供養墓や樹木葬の歴史は浅く、今でも様々な霊園で新たなお墓の受付が始まっています。
そのために、先々で現状よりも好条件の永代供養墓や樹木葬の受付がされることがあるかも知れません。
最近は、広範囲の情報をネットで簡単に調べることが出来るため、好条件と思える墓地は早めに完売してしまうことが多々あります。
このような状況の中では、何となく気が焦るものです。
先々に後悔しないためには、十分に吟味をしてご自身が納得いくお墓を求めることが最良の方法になります。
永代供養墓や樹木葬を選ぶ際に比較対象するところを紹介させていただきます。
初期予算
皆様がお求めやすい価格を達成するためには、中国での石材の加工が主流でした。
ここ数年では、石材の価格や加工費が値上がりしていたこともあって、少しでも予算を抑えた確保を検討されている方には、年々厳しくなると予想されます。
維持費・永代管理
永代供養墓や樹木葬の多くは、永代管理のため維持費が不要です。
維持費が必要な場合は、維持費を滞納した際の処遇がとても重要になります。
無理なく支払える維持費であったとしても、不要との差は大きなものになりますので十分に検討してください。
墓地の使用期間
永代供養墓や樹木葬の多くは、あらかじめ使用期間が設けられています。
中には、東福寺龍眠庵のように、お寺が維持をしながらいつまでも残る使用期限のない永代供養墓もあります。
使用期間があるお墓の場合は、前述のように期間のカウントが始まる時期について注意をする必要があります。
今までのお墓は、お墓の承継が続く限り墓地の使用期限はありませんでした。
その弊害として、承継が出来ない際には「墓じまい」を考える必要がありました。
このような問題を解決するために、永代供養墓や樹木葬の多くは使用期限を設定し、期限満了後は墓地管理者による墓じまいが行われるようになりました。
交通アクセス
自宅から近い場所にお墓があることは、お参りする方々には理想といえます。
ただし、ご両親がお亡くなりになった以降は、その場所にお墓だけが残ってしまうことも核家族化の中では十分に考えられます。
これからお墓を検討する方は、子供世帯など、それぞれの自宅からの交通アクセスを考える必要があります。
JRなどの主要な公共交通機関を利用してお参りできる場所は、家族が長くお参りできるお墓です。
永代供養
永代供養といっても、お寺によって行われていることが異なります。
お亡くなりの一人一人の霊名を読み上げて読経をしているお寺もあれば、そうでないところもあります。
また、お寺によっては遺族を招いての定期的な法要をしている所もあります。
特に菩提寺のない人や無宗派の人は、永代供養を通じたお寺との関わりが、今後の供養での指針につながるのではないかと思います。