東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。
本日は、東福寺龍眠庵の境内にある樹木葬のご予約をいただきました。
本日、ご見学のお客様は、先々のことを考えてご夫婦のお墓として樹木葬をご予約いただきました。
以前にお電話をいただいた際は、「自分達二人だけが入る場所なので、お墓を考えていない・・・」とのことでしたので、合祀墓の資料をご請求いただきました。
龍眠庵の資料は、永代供養墓・樹木葬・合祀墓を1冊にまとめたものを郵送しております。
まずは、霊源院の合祀墓をご見学いただきました。
「送っていただいた資料を見たら、龍眠庵の樹木葬が私達の希望に沿ったお墓と思いましたので、龍眠庵墓地を見せてください」とのことでした。
龍眠庵墓地に移動をして、お墓参りのことや樹木葬のことなど、樹木葬四十一菩薩の特徴を説明させていただきました。
生前墓として樹木葬を確保される方の注意点を紹介いたします。
先々に後悔しないためにも、下記の1~6に注意をしながら様々な樹木葬の中から希望に沿ったお墓をお選びください。
従来のお墓では、墓地使用の申請時から定期的な墓地管理料の納付が必要でした。
若くして墓地の確保を考えた場合には、先々にお墓が必要になるまでの余分ともいえる墓地管理料が無駄に思えるのではないかと思います。
樹木葬の多くは、先々の墓地管理料を前納する永代管理を採用しています。
永代管理のお墓では、、墓地使用料や墓地管理料の合計は、墓地確保の時期に関わらず同じです。
また、定期的に墓地管理料の納付が必要なお墓では、管理料が長期間滞納になりますとお墓の使用権は失われます。
少子化の時代に新たなお墓を検討される方は、樹木葬に限らず永代管理のお墓をお勧めいたします。
本日お越しのお客様は、前列のお墓参りしやすい場所が空いていましたので、そちらをご予約いただきました。
墓地の使用期間をあらかじめ設定しているお墓は、大きく分けて2通りの設定がされています。
例①墓地の使用権を確保されてから30年後に墓石を撤去し、土に還っていないご遺骨は合祀いたします。
例②登録された最後の方を埋葬後に30年が経過したら墓石を撤去し、土に還っていないご遺骨は合祀いたします。
①の場合では、本当にお墓が必要になる時に残りの使用権がほとんど残っていないことも考えられます。
生前にお墓の確保をお考えの方は、②のような最後の方の埋葬後から使用期間がカウントされるお墓をお勧めいたします。
霊園や寺院の境内にある樹木葬の多くは、あらかじめ使用期間を決めている場合が大半です。
後継者のおられる方は、お墓参りをしていただける十分な期間が必要です。
できれば30年間以上は、維持されるお墓が望ましいのではないかと思います。
樹木葬は墓じまいの心配から解放されるため、最近では家族のお墓として樹木葬を検討される方が増えています。
ご夫婦のお墓として確保された場合でも、使用期間の延長や埋葬者(予定者)を追加できるお墓であれば、先々に家族のお墓への変更が可能になります。
また、お孫さん世代がお墓参りを希望される場合も、使用期間を延長できれば継続したお参りが可能です。
お墓の使用期間が満了した際には、お墓の撤去やご遺骨の引き上げ作業が必要になります。
これらの作業を最近では「墓じまい」と呼んでいます。
墓じまいの費用は不要な場合が大半ですが、樹木葬の使用を申請する際には、これらの費用負担を確認しておく必要があります。
また、残されたご遺骨の改葬先を確認しておくことも大切です。
少子化の時代を迎えて、永代供養のお墓が増えています。
検討中の樹木葬が永代供養のお墓の場合は、供養の時期や方法を確認しておくと安心です。
樹木葬に限らず、新たにお墓を確保する際は、墓地管理者の状況を確認しておく必要があります。
少子化は、寺院においても同様に問題になりつつあります。
寺院墓地の場合は、後継者の有無をご住職に尋ねておくと安心です。
もしも誠意のある返答がない場合は、すぐに申し込みをせずに、よく検討されることをお勧めいたします。
墓地の雰囲気や交通の状況など、新たにお墓をお考えの方には様々なご希望があるのではないかと思います。
本項では、樹木葬を生前に確保される際の注意点に基づいた、お墓をお選びのポイントを紹介させていただきました。
皆様のお墓選びの参考にしてください。