逝去された方の葬儀や告別式を行わずに、火葬をすることを直葬と呼んでいます。
以前は、あまり聞かなかった言葉ですので、新しくできた造語なのか、専門業者が使っていた言葉がそのまま世間に浸透したのかも知れません。
最近、永代供養墓を申込されたお客様との話の中で「直葬のような簡単なお葬式」と、誤解をされている発言をお聞きしましたので、直葬について解説させていただきます。
葬儀社さんのホームページを拝見いたしますと「直葬プラン」と書かれた項目を見つけることが出来ます。
実際に直葬をスムーズに行うためには、葬儀社さんに手助けをいただいた方がよいために、葬儀社さんの業務の一環になっています。
一般の方は、葬儀社さんのページで紹介をされている先入観から、「最も簡単なお葬式と誤解」をされている人が、とても多いようです。
逝去されてからご遺体は霊安場所に移されます。
ご家族や菩提寺の住職は霊安場所でご遺体と対面することはできません。
ご遺族や菩提寺の住職は、火葬を予約した日時の少し前に火葬場へ行きます。
火葬の時間になりましたら、ご遺体の前で5~10分程度?の間、ご遺体と対面いたします。
ご遺体を火葬している間、待合室などで火葬が終わるのを待ちます。(2時間~2時間半程度?)
火葬が終わりましたら、骨壺に遺骨を移します。
遺骨と埋葬許可証(火葬証明書)を受け取りましたら散会になります。
※ご遺体の年齢や体格などによって火葬の時間が変わり、火葬の予約状況によって対面時間は変わります。
病院でお亡くなりになる方が多いのですが、病院で亡くなられた場合は逝去されてすぐに葬儀社に連絡をするように伝えられます。
すぐに葬儀社さんを決めて連絡をしなければならないので、あらかじめ予定をされていない方は、スマホなどで検索をして病院から電話をしなければなりません。
電話をしますと、まずは希望する葬儀のプランを聞かれますので、色々と比較検討したりプランの内容を吟味する時間が全くありません。
最近は、インターネットなどを利用して在宅のままでも調べることができます。
「元気なうちに、お葬式のことなど縁起でもない」とお考えにならずに調べておくことをおすすめいたします。
お忙しくされているご子息にとっては、関心がない事だと思いますが、生前にご両親の希望を確認しておくと、いざという時に悩まなくてもよくなります。
何でもそうだと思いますが、解らないことは不安につながりますので、あらかじめ調べておくことをおすすめいたします。